収蔵品紹介 COLLECTION

行書七言対句軸ぎょうしょしちごんついくじく

作者
市河米庵(日-書-103)
作品名
行書七言対句軸
寸法
107.0×29.5cm
制作年
江戸後期
釈文
動無畦畛神常坦腹 有詩書気自華 米庵書

市河米庵(1779~1858)は、江戸後期の書家。名は三亥(みつい)。字は孔陽(こうよう)、別号に楽斎(らくさい)など。米芾(べいふつ)や顔真卿(がんしんけい)などの中国の書を研究し、米庵の号は米芾に由来する。彼の書塾・小山林堂(しょうざんりんどう)には、五千を越える門人がいたという。
この作品は、前句を曾鞏(そうきょう)、後句を蘇軾の詩より引用し対句とする。前句は、オリジナル詩の一文字目と五文字目を同音の別の字に変更している。後句は、「腹に詩書有れば、気自ずから華やぐ」という意味で、文人らしい文言を選句したものである。