展覧会 EXIBITION

平常展示「和本・教科書コレクションー仏教図会(ぶっきょうずえ)ー」開催中

会  期
平成29年4月15日(土)~7月17日(月・祝)
会  場
本館 4階展示室
休 館 日
月曜日(祝日の場合は翌日)展示替え休館(6/5~6/9)
開館時間
(特別企画展と同じ)
入 場 料
一般;500円、高校生・学生;300円、中学生以下無料

【ごあいさつ】
善悪因果004
観峰館では、当館の和本・教科書コレクションを、様々な企画で展示公開してきました。平成二十九年度の平常展示では、四種類のテーマを掲げた展覧会を開催します。
第一弾は、「仏教図会」をテーマに、江戸時代から明治時代の仏教書を取り上げます。仏教書はこれまで展示する機会はほとんどありませんでした。というのも、「難しい」というイメージがあったからです。そこで切り口として、まず仏教書の挿絵に注目してみたところ、さまざまな図会が見付かりました。「名所図会」の類からはじまり、経典の解説や、肉筆の仏画を参考にしたと思われるものまで、仏教書にはさまざまな図会が描かれているのです。また図会には、浮世絵師を中心とする著名な画家が関わっていることも分かりました。
本展は、宗派を問わず、日本各地から収集された当館コレクションならではの展覧会です。ユーモラスでありながら奥が深い、そんな仏教図会の数々をたっぷりご覧あれ。
平成29年度平常展示「和本・教科書コレクションー仏教図会ー」出品リスト
【逸品紹介】
No1~5「西国三十三所 観音霊場記図会」(厚誉春鶯/旧述、辻本基定/撰、弘化2年・1845)
西国三十三箇所 参詣風景
著名な西国三十三所の観音霊場について、挿絵入りでまとめた挿絵入り本。冒頭には、各霊場の本尊が描かれており、このような仏教図会の版本は、当館の和本・教科書コレクションに豊富に含まれる。著者の厚誉春鶯は、『西国 順礼歌諺註』(No6)の著述でも知られ、両書が、近畿地方の観音信仰霊場である、西国三十三所巡礼を広めたといっても過言ではないだろう。画は、京都の島田雅喬(桃嶺)が描いている。

No33「和解 法華十王讃嘆絵鈔 平かな付(全)」(畑野日教/編、明治16年・1883)
閻魔王001
法華経の十王信仰に基づく挿図入りの書物で、初七日から三箇年までの十王を中心とする十王経を説いたもの。日蓮の撰述によるもので、寛文4年(1664)原版の再版本。題辞は、伏見宮邦家親王の第八王女にあたる村雲日栄が法華経の一節である「謗斯経故。獲罪如是。」と揮毫する。

No17「紺紙金字仏説阿弥陀経巻」(江戸時代)
日-書-124-2本紙1
紺紙に金字で書かれた阿弥陀経の写経で、全長は2m50cmを越える。水晶の軸端、金糸で彩られた上品な表具や、金紙の見返しなど、豪華な装丁となっている。
文字一つひとつをとっても、非常に丁寧に書かれており、願文、願主は不明ながら、公卿もしくは名のある書家の手によるものと考えられる。

主な展示作品 主な展示作品のご紹介です。

関連するイベント ギャラリートーク・講座など関連するイベントのご紹介です。