展覧会 EXIBITION

本館展示室「館蔵中国書画」 「書物に寄せる詞(ことば)」これまでの展覧会

会  期
平成30年9月22日(土)~11月18日(日)
会  場
5階・4階展示室
休 館 日
月曜日(祝日の場合は翌日)
開館時間
9:30~17:00(入館は16:00まで)
入 場 料
一般;1000円、高校生・学生800円、中学生以下無料

本館5階展示室
「館蔵中国書画ー古典文学を題材とした作品ー」  

本館4階展示室
「書物に寄せる詞(ことば)―出版物における『題辞(だいじ)』の書―」

「楽此不疲(これを楽しめば、疲れず)」…これは、『鶴翁印譜』の中の園田湖城が題辞に選んだ詞です。私たち博物館の展示も、「楽しいと思えれば、(見ていても)疲れない」と思っていただけるような展示を目指しています。
 本展は、江戸時代から昭和前期までの出版物をテーマにした展示です。出版物は本物の作品ではない、という意見があります。これは、出版物はあくまで印刷で、肉筆ではないという考え方によるものです。ところが、この時期の出版物を開くと、著名な人物の書を見ることが出来ます。出版物ですから、そこに掲載されている書は印刷とはいえ「本物」の書であり、また選ばれた詞は、出版物の内容をふまえた、その人なりのセンスあふれるものばかりです。多くの著名人の書が一堂に揃う、このような展示は、出版物ならではといえるでしょう。
本展を見終われた後、皆さまに「楽此不疲」と思っていただけましたら幸いです。

平成30年度秋季平常展示「書物に寄せる詞―出版物における「題辞」の書―」出品リスト

【逸品紹介】

No5『楷行薈編(巻一)』 市河米庵/著 嘉永7年(1854)序
「幕末の三筆」の一人、市河米庵(1779~1858)による書法の辞書で、魏晋から明清までの法帖・真跡を元に、著者が50年の歳月をかけて集成した全十五巻の書物である。
 本書の冒頭の題辞「窮探極覧」は、松平定信の書によるもの。韓愈の詞で、「徹底して尋ね極めて、奥底までも探求する」という意。定信が文政12年(1829)に亡くなっていることから、本書もそれ以前に既に草稿が出来上がっていたことを意味する。

No25『日本政記箚記(一)』 雨森精斎/纂輯 明治10年(1877)
箚記とは、書物を読んだ際の感想を随時記したものをいう。本書は、松江藩の儒学者・雨森精斎(1822~82)が頼山陽『日本政記』を教科書として門弟に教えを説いた講義内容を書物にまとめたもの。
題辞は長三洲が明治10年(1872)に書いた「貫穿古今」で、「古今に通ず」という意。歴史書である本書を表した詞というよりは、雨森精斎その人を指した詞であろう。

 

 

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